ごあいさつ

 平成15年12月にグループホーム悠悠倶楽部を開設し、入居者の方々の笑顔、地域の方々のご支援、スタッフの努力のお陰で数年来、悩みながらもホームの運営をしてくることが出来ました。お世話になった皆様に心より感謝申し上げます。

 法人としては、平成12年より介護保険事業に関わりそれ以来、青森県青森市にて介護保険事業(グループホーム3事業所を含む)に特化した法人経営を行なっています。他方、この葛飾区高砂にございますグループホーム悠悠倶楽部においては様々な経験をさせて頂きました。地域に根付いた商店街で買い物をし、笑顔で挨拶を交わしながらその日その日の生活を組み立てていく、そして、高齢となり認知症に加え、身体的な障害を抱えながらも地域の真ん中でこの生活を続けていける。この場所でグループホームを開設することが出来たこと、さらにこれからも運営していくことに大きな喜びと充実感を感じております。

 「人」「心」が主体である福祉・介護の現場では当然のことながらそれぞれの個人が持つ個性・価値観・生き様が投影されます。殊に認知症高齢者の方々の日常生活においては、短絡的に住環境を整備し食事を提供することや、決まった手順・技術で対応することでは改善できない問題がほとんどです。現在、グループホームとして利用している建物は独身寮を改修したもので、創意工夫をしながら何とか使用しているという状況ですしかしながら、介護の現場においては決してハードがサービスの中身を決めるわけではありません。加えて、わたしたちがサービスとして提供しているのは、単純な労働力や働くスタッフの人数だけでもありません。
介護報酬の対価として提供しているのは、働くわたしたちの「気持ち」に裏付けられた日々の会話や、入居者にとってよりよい生活環境とは何か?と戸惑い考え抜いた末の関わりあいです。

 グループホームの持つ「認知症の専門機関」としての役割、施設系のサービスではできない「日常生活」というものの提供という主題をまっとうしたい。難問が山積みしてゆく日常ですが、スタッフ一同日々悩み、立ち尽くしながらも前進するべく努力しています。
このウェブサイトで紹介する取組みを通じ、少しでも多くの方々に「認知症」「介護」「グループホーム」を知っていただき、お互いに支えあい共に関わりあいながら「今」という時間を過ごすことの大切さ・楽しさ・充実感を感じていただければと思います。

平成20年8月吉日
古川 崇

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